パリ市民がジャポニスム2018に関心をよせるなか、10月11日(木)、13日(土)の二日間にわたって、
ジャポニスム2018参加企画《和菓子ライブパフォーマンスSupported by AGF®「煎」》が開催されました。
和菓子職人が手掛ける和菓子と「JapaNeeds Coffee®」(ジャパニーズコーヒー)の
フラッグシップブランドのコーヒーAGF®︎「煎」を体験するイベントには、
日本の新たな食文化に触れようと多くの方々に会場を訪れていただきました。
日本の食文化である和菓子を手掛けるのは、和菓子の普及活動を行う団体「チーム和菓子」を代表する、三人の匠たち。
「珈琲♡和菓子プロジェクト」でもおなじみの、
東京製菓学校・学校長の梶山浩司氏、両口屋菓匠の清水利仲氏、大野屋の安藤耕一氏です。
しかし、“コーヒーと和菓子”の組み合わせは、フランス人に好まれるのでしょうか?
チーム和菓子の梶山氏は、「コーヒーと和菓子は相性がいい。
和菓子の繊細さを、コーヒーAGF®︎「煎」の苦みが少なく澄んだ味わいが引き立てます」と自信をもって答えます。
さらにイベントを訪れた著名な料理業界人たちは“新たな食文化”を歓迎し、さまざまな称賛コメントを寄せてくれました。
舌の肥えたパリっ子を驚かせた⁉日本のコーヒーと和菓子のおもてなしをお届けします。
初日の会場は、1920年創立のフェランディ フランス料理高等専門学校。フランスでは誰もが知る、食に関するすべてを学ぶことができる、グラン・ゼコール(高等職業教育機関)です。
一流のシェフやパティシエ、有名な料理ジャーナリストなどフランス料理業界関係者をはじめ、フェランディ関係者、在仏の日本メディアなど約百名にご参加いただきました。
会場には、ふわっとコーヒーのいい香りが漂います。
AGF®「煎」と描かれたパネルが飾られ工芸菓子や干菓子が美しく並ぶなか、人びとは立ちのぼる香りに誘われるようにコーヒーテーブルへと向かいます。
ハンドドリップで丁寧に淹れた一杯をおいしそうに楽しむ参加者たち。
「C'est bon!(おいしい!)」という声とともに笑顔が広がります。
またコーヒーAGF®︎「煎」と和菓子のディスプレイを撮影する姿も見られました。
「三人の手の動きをみているだけで、
一流の和菓子職人だとわかりました。
でき立ての和菓子はどれもすばらしく、おいしかった。
香り豊かで軽やかなコーヒーともよくあっていました」と、
日本でも有名なドミニク・ブシェと親交の深い、
料理ジャーナリストのジェラール・ジルベール氏。
授業の合間に、M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号を持つフェランディの教師陣や生徒が顔を出してくれました。
コーヒーAGF®︎「煎」とともに、どら焼き、おはぎ、ゆずや黒糖を使った一口菓子を味わいます。
「苦みが少なく香りのよいコーヒーなので、和菓子ととてもよくあう」や「ゆずの酸味はコーヒーの爽やかさとあう」などの声があがります。
コーヒーと和菓子という組み合わせは、
未来の名シェフはもちろん、M.O.F.を持つ一流シェフからも大好評でした。
参加いただいた料理研究家の女性やフェランディ生徒たちも
「このコーヒー、すごくおいしい!」といい笑顔。
飲みやすい味だと、コーヒーAGF®︎「煎」を気に入ってくれました。
フェランディの海外事業部ディレクターであり、
日本との食関連プロジェクトも担当するエリザ・コジトー氏。
「ハンドドリップで淹れた香り高く柔らかな味のコーヒーAGF®︎「煎」は、
いただいた上品な甘さの和菓子にとてもあっていますね。
実演や説明がわかりやすく、
新たな食文化が伝わる、有意義なイベントです」と締めくくりました。
二日目の会場は、ブーランジュリーのポワラーヌ。
1932年創業、伝統的なパン・ド・カンパーニュや
素朴な味のクッキーが有名で、
パリっ子に愛されているブーランジュリーです。
ポワラーヌ常連客や地元の方々など、大勢ご参加いただきました。
会場は店内カフェスペースのため、
どこかアットホームな雰囲気が漂います。
来訪者は、カウンターに置かれた和菓子と
淹れたてのコーヒーAGF®︎「煎」へと手を伸ばします。
ポワラーヌのご常連マダムは「このコーヒーはキリっとした味で
繊細な味わいの和菓子にあうわね」と笑顔に。
「すっきりとしたコーヒーと甘い和菓子の組み合わせがいいね」と
話してくれたのは、コーヒーと栗紅葉(浮島)を楽しむデザイナーの男性。
イベントがジャポニスム2018の参加企画だと伝えると、
「ジャポニスム2018では、アートやデザイン系の展示会はチェックしています。
友人たちももちろん知っています」と答えてくれました。
ほかにも多くのひとがジャポニスム2018のイベントに参加経験があり、
パリ市民に日本文化の祭典はしっかりと浸透しているようです。
日本文化に造詣の深いポワラーヌ三代目のアポロニア・ポワラーヌ氏も
コーヒーAGF®︎「煎」について「香り高く爽やかさのあるコーヒーですね。
普段飲むエスプレッソとは違うけれど、とてもおいしい。
どこか日本らしい味わいですね」
と話します。
さらに、「きな粉のおはぎが一番気に入りました。親が日本贔屓で
日本料理に触れる機会が多く、昔から餡は大好き。
より深く和菓子を知ることができてよかった。コーヒーと和菓子、
どちらもよさを引き立てあっていました」と、
コーヒー×和菓子という新たな食文化に満足した様子でした。
二日間を終えて、チーム和菓子の梶山氏は「日本の食文化である和菓子を理解いただくには、
本物に触れて、味わっていただくことが一番です。和菓子の普及活動をはじめ、
新たな食文化を発展させるためにジャポニスム2018に参加したことは
大きな意味がある」と締めくくりました。
■チーム和菓子
全国和菓子協会が優れた技術者として認定した「優秀和菓子職」のみで構成する団体で、現在、個人会員95名、企業会員36社が所属し(2018年度時点)、日本国内外で活動し、和菓子の技術やすばらしさの普及啓発活動を行っています。
米粉のスノーボール/抹茶のフィナンシェ/栗紅葉(浮島竿流し)/どら焼き
本わらびのわらび餅/おはぎ(漉し餡ときな粉)/上生菓子(練り切り/きんとん各種)
*展示や試食等にて以下の和菓子もご提供しました*
両口屋菓匠/干菓子各種(「秋日和」)、栗蒸し羊羹など
大野屋/大野屋最中・ゆべし・栗ひろい・そのまつ(御前納豆)・小倉あんペーストなど
28, rue de l‘Abbé Grégoire PARIS
1920年創設。パリ商工会議所が運営する、
フランス料理・菓子の専門学校。
38 rue de Debelleyme, 75003 Paris, France
1932年創業。パリに4店舗ある有名なブーランジュリー。
パリっ子はもちろん、日本人のファンも多い。
「シュクレ・カカオ」オーナーパティシエ ジェームス・ベルティエ氏
実演和菓子の素材や作り方を三人に質問するのは、二十区にある「シュクレ・カカオ」オーナーパティシエのジェームス・ベルティエ氏。「実演の和菓子は、舌触り、食感、焼き具合、どれもパーフェクト!苦みが少なく香ばしいコーヒーは、焼き菓子(どら焼きなど)と相性がいい」。コーヒーを一日十杯以上飲むという彼は、このような軽やかなコーヒーはすごく好みの味」とすっかりコーヒーAGF®「煎」のファンに。
何杯もおかわりしていました。