2014年度に引き続き開催された親子陶芸教室。2015年度も1杯のコーヒーとそれをたのしむ“器”を通じ、東北と全国の人との“絆”をつくるお手伝いを継続しました。
2015年度は「旅して応援!東北陶芸教室ツアー」として参加対象を地元の親子から全国の親子に拡大。ツアーはネットでの器の販売と同じく、東北の窯元である、「宮城県 末家焼 ひろ窯」、「宮城県 堤焼 乾馬窯」、「福島県 会津本郷焼 宗像窯」、「青森県 南部名久井焼 見学院窯」で開催。全国の皆様に東北の陶芸の素晴らしさや文化を知っていただきました。
それぞれのツアーでは、参加者の皆様が窯元から直接指導を受けながら、親子で器づくりに挑戦。
オリジナルのコーヒーカップやカフェオレボウルを作り、「初めてだけど、教えてもらって上手にできた!」、「この器でコーヒーを淹れるたびに今日のことを思い出したい!」など、親子で世界にひとつだけの器づくりを楽しんだほか、窯元をはじめ、地元の方との心温まる交流もあるなど、参加した方々の思い出に残るツアーとなりました。
▲宮城県 末家焼 ひろ窯
2015年8月27日(木)、28日(金)▲宮城県 堤焼 乾馬窯
2015年8月29日(土)、30日(日)▲福島県 会津本郷焼 宗像窯
2015年9月5日(土)、6日(日)▲青森県 南部名久井焼 見学院窯
2015年9月12日(土)、13日(日)
“AGF Blendy 東北 器の絆プロジェクト”の発足以降、東北の窯元への応援メッセージや励ましの言葉が数多く届くようになりました。
また、修復した窯で完成した器をお披露目する機会が増えるにつけ「器を分けてほしい」、「器を購入して支援活動に加わりたい」との要望が寄せられるようになったことから、2015年度は4つの窯元の協力を得て、オリジナルの器を受注生産制でネット販売にてお分けしました。この際、代金の一部は日本赤十字社への寄付に充てました。
第一弾は「宮城県 末家焼 ひろ窯(ばっけやき ひろがま)」、第二弾は「宮城県 堤焼 乾馬窯(つつみやき けんばがま)」、第三弾は「青森県 南部名久井焼 見学院窯(なんぶなくいやき けんがくいんがま)」、第四弾は「福島県 会津本郷焼 宗像窯(あいづほんごうやき むなかたがま)」の器を販売しました。
お分けした器は全て、今回のプロジェクト用に作られた特注品ばかり。どの窯元の器にも支援をいただいた方への感謝の気持ちはもちろん、器を通して使う人との交流を図りたいという想いが込められていました。器を販売していくにあたっては、制作工程を取材して窯元さんの思いや、器を作る窯元をレポートし、お分けする器のこと、また東北地方の伝統的な焼物文化についても改めてご紹介していきました。
▲宮城県 末家焼の器
▲宮城県 堤焼の器
▲青森県 南部名久井焼の器
▲会津本郷焼の器