“AGF Blendy 東北 器の絆プロジェクト”は、2014年度も東北の窯元の復興支援を引き続き行いました。
まずは、第1弾キャンペーン(2014年5月8日10:00~7月31日18:00)として、
東北4県の窯元でつくられたコーヒーカップと〈ブレンディ〉袋100g1個をプレゼント。
AGF〈ブレンディ〉が出会った東北伝統の焼物を全国のみなさんにご紹介しました。
また、3年目となる本年は、東北の焼物文化と器を通じた交流やくつろぎの素晴らしさを伝播する
“器の絆”を広げるプロジェクトとして活動致しました。
夏には、修復支援を行った東北4窯元による、地域の親子が参加できる「東北 器の絆親子陶芸教室」を開催しました。
さらに秋には、4つの窯元が制作した“器”を東京都内の会場で展示する「東北 器の絆ギャラリー」や、
第2弾キャンペーンとして、復興をとげた窯元でつくられた器をプレゼントしました。
プロジェクトサイトでは、活動の様子をお伝えするとともに、一杯のコーヒーとそれを楽しむ”器”を通じて、
みなさんのもとへおいしさとくつろぎのひとときが届けられる日を夢見て、今後もプロジェクトを進行してまいります。
2014年6月24日(火)、「AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト」の2014年度プロジェクト立ち上げ発表会が、仙台市市民活動サポートセンターで行われました。
当日は、AGF〈ブレンディ〉のTV-CMでおなじみの、女優・歌手でありプロジェクトサポーターである原田知世さんが登場。過去2年間の本プロジェクトで修復支援を行った東北4窯元と一緒に、プロジェクトに対する思いなどをお話しました。原田さんは、苦しい時間を乗り越えて復興に向けて前進している窯元の姿に「昨年、末家焼ひろ窯の復興活動に携わることで、今こうして“器”を通じた絆のひろがりを感じることができ、とても嬉しく思います。」と感慨深そうにお話されていました。
また、7月に行われる親子が参加できる陶芸体験教室「東北 器の絆親子陶芸教室」や、秋に東京で開催される「東北 器の絆ギャラリー」の概要も発表。この活動に参加する4窯元(南部名久井焼、堤焼乾馬窯、会津本郷焼宗像窯、末家焼ひろ窯)も、立ち上げ発表会にご出席され、それぞれ“器の絆”を全国に伝播していくという決意と意気込みを語りました。
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<原田 知世(はらだ ともよ)さん コメント> 今年度の『AGF〈ブレンディ〉東北 器の絆プロジェクト』も引き続きサポートをさせていただくことで、“器の絆”をもっと多くの人々にひろげていくお手伝いができればと思います。 |
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<青森県 南部名久井焼 砂庭大門(すなば だいもん)氏 コメント> 7月に地元の小学校と一緒に陶芸教室を行う。子どもの描く絵は夢がある。そういった夢の1つ1つをかみしめながらカップにしていきたいと思う。 |
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<宮城県 堤焼乾馬窯 針生久馬(はりう きゅうま)氏 コメント> 今回のプロジェクトを通して、今後も大事に作品を作り続けていけるよう努力していきたいと考えている。 |
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<福島県 会津本郷焼宗像窯 宗像利浩(むなかた としひろ)氏 コメント> 震災の年はお客様が来なく暗い気持だったが、復興支援という風をおこしていただき、挑戦 したおかげで希望に満ちて今も頑張ることが出来る。 |
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<宮城県 末家焼ひろ窯 加藤文夫(かとう ふみお)氏 コメント> 今も仮設住宅の方が多いが、前向きな気持ちはみんな一緒。それを作品に表現していきたい。7月に荒波小学校で親子陶芸教室をやらせていただくので、土を通して親子の絆を広げていきたい |
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<味の素ゼネラルフーヅ株式会社 代表取締役社長 横山 敬一(よこやま けいいち) コメント> 2年間で4つの窯に再び火が灯り、東北の素晴らしい伝統文化の継承にお役にたてたということは大変嬉しい。ただ窯を修復したことは第一歩であり、今後も継続的に支援をさせていただきたいと考えている。 |
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<味の素ゼネラルフーヅ株式会社 東北支店長 浅野 典男(あさの のりお) コメント> まだ仮設住宅にいらっしゃる方も多い中、ブレンディを通して復興支援をしていきたい。 本年度は親子陶芸教室を開き、窯元様に焼いていただいたコーヒーカップのプレゼントもしていく |
2014年7月、これまでのプロジェクトで修復支援した東北4窯元による、「東北 器の絆親子陶芸教室」を開催しました。
この「東北 器の絆親子陶芸教室」は、各窯元の地域の小学生およびその保護者を対象にしており、窯元から直接“器”づくりの指導を 受けることによって地元の伝統陶芸文化に触れていただき、“器”づくりの体験を通じて親子の絆を深めていただくことを目的としております。
参加者からは「初めてなので難しかったけど楽しかった」「親子で触れ合える貴重な時間を過ごせて良い思い出になった」という声が多く聞かれ、世界にひとつだけの“器”づくりを夢中で楽しんでおられました。
青森県 南部名久井焼
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宮城県 堤焼 乾馬窯
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福島県 会津本郷焼 宗像窯
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宮城県 末家焼 ひろ窯
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2014年9月、東京・六本木ヒルズにて「器の絆ギャラリーカフェ」を開催しました。
過去2年間、本プロジェクトで修復支援を行った東北4窯元の作品と、「器の絆親子陶芸教室」で制作した101個の “器”を展示するほか、窯元手作りの“器”でコーヒーを無料でお楽しみいただけるくつろぎスペースをご用意しました。
また、これに先駆けて実施したオープニングイベントでは、プロジェクトサポーターである原田知世さんや東北4窯元に出席いただき、101個の“器”をお披露目するとともに、本プロジェクトへの思いなどを語っていただきました。
今後もAGF〈ブレンディ〉は、一杯のコーヒーとそれをたのしむ“器”を通して、東北地方の伝統文化や地元産業の復興を後押しし、東北と全国の人との“絆”づくりに尽力していきます。
<プロジェクトサポーター 原田 知世さん コメント> 実際につくられた器に直接触れることができ、とても嬉しいです。 手づくりならではのぬくもりが感じられ、東北の方々のあたたかさが伝わってくるような気がします。いつも以上にコーヒーがおいしく感じられます。 |
<青森県 南部名久井焼 砂庭大門氏 コメント> 親子陶芸教室で地元の子どもたちに思い思いの色付けをしていただいたところ、 絆という文字が多かった。 今後とも火をたやさず、一生懸命頑張っていきたい。 |
<宮城県 堤焼乾馬窯 針生久馬氏 コメント> 被災した時は、まさか六本木で自分の作品と親子陶芸教室の作品が展示出来るとは思わなかった。 親子陶芸教室では、お子様はもちろん大人の方も夢中になっていることが印象的だった。 そんな親子の作品や、自分たちの作品を見ながら、AGFのコーヒーを飲みに来ていただきたい。 |
<福島県 会津本郷焼宗像窯 宗像利浩氏 コメント> 江戸中期からやってきた窯が壊れてしまった。 東京の良い場所で多くの人に会津本郷焼を見て、使ってもらえるということは本当に嬉しい。 先祖代々築いてきたことが今形になっているのかなと思う。 是非みなさんギャラリーカフェに来ていただきたい。 |
<宮城県 末家焼ひろ窯 加藤文夫氏 コメント> このような場所に展示して飲んでいただけるというのは、4年前は全く想像していなかった。 津波から屋上に逃げてかろうじて助かった荒浜小学校の子どもたちの作品を是非見ていただきたい。 |
<味の素ゼネラルフーヅ株式会社 代表取締役社長 横山 敬一 コメント> 各窯元様による、個性豊かな表現力と類稀なる技術による作品の数々や東北のお子様が小さな手で一生懸命作った器の数々を是非ご覧いただきたい。 |
<味の素ゼネラルフーヅ株式会社 家庭用事業部家庭用第一部長 島本憲仁 コメント> 東北の器を通し、復興への歩みと共に、東北のものづくりの素晴らしさ、プロジェクトで築いてきた「絆」を、より多くの方々に感じていただけるとありがたい。 |