北海道代表 |
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月寒あんぱん愛され続ける、ふるさとの味。 こんがりと焼き色が付いた薄皮の中に、あんがびっしり。丸くて平べったい姿と食感はまんじゅうのようだが、名前は「月寒あんぱん」。「こしあん」「黒糖あん」「抹茶あん」「黒胡麻(ごま)あん」「かぼちゃあん」の5種類の味がある。 |
■お店ご紹介
「月寒あんぱん本舗ほんま」は1906年(明治39年)創業。「月寒あんぱん」は創業当時からの看板商品。
■地元で愛される理由
札幌には「あんぱん道路」と呼ばれる道がある。道路が造られた当時(1911年ごろ)、月寒界隈にはあんぱんを売っている店が多数あり、工事中、道路を造った兵隊をねぎらうため、地元の人が毎日あんぱんを差し入れたことから、この愛称が付いた。「あんぱん」は、当時、東京で大人気を博していた「桜あんぱん」の噂を聞き、職人が手探りでつくったもので、パンではなく、月餅のようなまんじゅうだった。戦後、このあんぱんを作っているのは「ほんま」だけになったが、札幌の人たちは、今もその素朴な味を郷土の開拓の歴史とともに愛してやまないのである。